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割り当てによるコスト管理の設定

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割り当てによるコスト管理の設定

Lab 1時間 universal_currency_alt クレジット: 5 show_chart 中級
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GSP651

Google Cloud セルフペース ラボ

概要

このラボでは、割り当てを変更して BigQuery の費用を管理する方法について学びます。

演習内容

  • 一般公開データセットに対してクエリを実行し、関連する費用を調べる。
  • 割り当てを変更する。
  • 割り当てを変更してもクエリを実行できるか調べる。

BigQuery の料金

BigQuery には、技術的なニーズと予算に合わせて選べるさまざまな料金オプションが用意されています。

BigQuery を使用するとストレージの費用とクエリの費用が発生します。このラボでは、クエリの費用について学習します。詳細については、BigQuery の料金をご覧ください。

BigQuery のクエリ費用には次の 2 種類の料金モデルがあります。

  • オンデマンド: オンデマンドの料金は、実行した各クエリで処理されたデータの量に基づいて計算されます。これは最も柔軟なオプションです。

  • 定額: 定額モデルでは、お客様はクエリ処理用の専用リソースを購入し、個々のクエリについては課金されません。このオプションでは料金が予測可能なため、予算が固定されているお客様に最適です。

設定

このセクションでは、Google Cloud コンソールと BigQuery コンソールにアクセスします。

[ラボを開始] ボタンをクリックする前に

こちらの手順をお読みください。ラボの時間は記録されており、一時停止することはできません。[ラボを開始] をクリックするとスタートするタイマーは、Google Cloud のリソースを利用できる時間を示しています。

このハンズオンラボでは、シミュレーションやデモ環境ではなく、実際のクラウド環境を使ってご自身でラボのアクティビティを行うことができます。そのため、ラボの受講中に Google Cloud にログインおよびアクセスするための、新しい一時的な認証情報が提供されます。

このラボを完了するためには、下記が必要です。

  • 標準的なインターネット ブラウザ(Chrome を推奨)
注: このラボの実行には、シークレット モードまたはシークレット ブラウジング ウィンドウを使用してください。これにより、個人アカウントと受講者アカウント間の競合を防ぎ、個人アカウントに追加料金が発生することを防ぎます。
  • ラボを完了するために十分な時間を確保してください。ラボをいったん開始すると一時停止することはできません。
注: すでに個人の Google Cloud アカウントやプロジェクトをお持ちの場合でも、このラボでは使用しないでください。アカウントへの追加料金が発生する可能性があります。

ラボを開始して Google Cloud コンソールにログインする方法

  1. [ラボを開始] ボタンをクリックします。ラボの料金をお支払いいただく必要がある場合は、表示されるポップアップでお支払い方法を選択してください。 左側の [ラボの詳細] パネルには、以下が表示されます。

    • [Google コンソールを開く] ボタン
    • 残り時間
    • このラボで使用する必要がある一時的な認証情報
    • このラボを行うために必要なその他の情報(ある場合)
  2. [Google コンソールを開く] をクリックします。 ラボでリソースが起動し、別のタブで [ログイン] ページが表示されます。

    ヒント: タブをそれぞれ別のウィンドウで開き、並べて表示しておきましょう。

    注: [アカウントの選択] ダイアログが表示されたら、[別のアカウントを使用] をクリックします。
  3. 必要に応じて、[ラボの詳細] パネルから [ユーザー名] をコピーして [ログイン] ダイアログに貼り付けます。[次へ] をクリックします。

  4. [ラボの詳細] パネルから [パスワード] をコピーして [ようこそ] ダイアログに貼り付けます。[次へ] をクリックします。

    重要: 認証情報は左側のパネルに表示されたものを使用してください。Google Cloud Skills Boost の認証情報は使用しないでください。 注: このラボでご自身の Google Cloud アカウントを使用すると、追加料金が発生する場合があります。
  5. その後次のように進みます。

    • 利用規約に同意してください。
    • 一時的なアカウントなので、復元オプションや 2 要素認証プロセスは設定しないでください。
    • 無料トライアルには登録しないでください。

その後このタブで Cloud Console が開きます。

注: 左上にある [ナビゲーション メニュー] をクリックすると、Google Cloud のプロダクトやサービスのリストが含まれるメニューが表示されます。 ナビゲーション メニュー アイコン

Cloud Shell をアクティブにする

Cloud Shell は、開発ツールと一緒に読み込まれる仮想マシンです。5 GB の永続ホーム ディレクトリが用意されており、Google Cloud で稼働します。Cloud Shell を使用すると、コマンドラインで Google Cloud リソースにアクセスできます。

  1. Google Cloud コンソールの上部にある「Cloud Shell をアクティブにする」アイコン 「Cloud Shell をアクティブにする」アイコン をクリックします。

接続した時点で認証が完了しており、プロジェクトに各自の PROJECT_ID が設定されます。出力には、このセッションの PROJECT_ID を宣言する次の行が含まれています。

Your Cloud Platform project in this session is set to YOUR_PROJECT_ID

gcloud は Google Cloud のコマンドライン ツールです。このツールは、Cloud Shell にプリインストールされており、タブ補完がサポートされています。

  1. (省略可)次のコマンドを使用すると、有効なアカウント名を一覧表示できます。
gcloud auth list
  1. [承認] をクリックします。

  2. 出力は次のようになります。

出力:

ACTIVE: * ACCOUNT: student-01-xxxxxxxxxxxx@qwiklabs.net To set the active account, run: $ gcloud config set account `ACCOUNT`
  1. (省略可)次のコマンドを使用すると、プロジェクト ID を一覧表示できます。
gcloud config list project

出力:

[core] project = <project_ID>

出力例:

[core] project = qwiklabs-gcp-44776a13dea667a6 注: Google Cloud における gcloud ドキュメントの全文については、gcloud CLI の概要ガイドをご覧ください。

BigQuery コンソールを開く

  1. Google Cloud コンソールで、ナビゲーション メニュー > [BigQuery] を選択します。

[Cloud コンソールの BigQuery へようこそ] メッセージ ボックスが開きます。このメッセージ ボックスには、クイックスタート ガイドとリリースノートへのリンクが表示されます。

  1. [完了] をクリックします。

BigQuery コンソールが開きます。

タスク 1. BigQuery で一般公開データセットに対してクエリを実行する

このラボでは、一般公開データセットの bigquery-public-data:wise_all_sky_data_release に対してクエリを実行します。このデータセットの詳細については、ブログ投稿「BigQuery GIS による天文データのクエリ」をご覧ください。

  1. 次のクエリをコピーしてクエリエディタに貼り付けます。

    SELECT w1mpro_ep, mjd, load_id, frame_id FROM `bigquery-public-data.wise_all_sky_data_release.mep_wise` ORDER BY mjd ASC LIMIT 500
  2. クエリは実行せずに次の質問に答えてください。

費用を適切に管理しないと、上のような単純なクエリでも大量のデータが処理されて、予想外の金額を請求される可能性があります。このことに対処するために、BigQuery の料金の仕組みと、チームに対してカスタム割り当てを設定する方法を確認します。

  1. クエリを実行します。BigQuery では、このサイズのデータもすぐに処理されます。

[進行状況を確認] をクリックして目標に沿って進んでいることを確認します。

BigQuery で一般公開データセットに対してクエリを実行する

タスク 2. クエリ費用を調べる

処理されるクエリデータは毎月 1 TB まで無料です。

タスク 3. BigQuery の割り当てを更新する

このタスクでは、プロジェクト内のクエリで処理されるデータを制限するために、BigQuery API の割り当てを更新します。

  1. Cloud Shell で次のコマンドを実行し、BigQuery API で現在の使用量の割り当てを表示します。
gcloud alpha services quota list --service=bigquery.googleapis.com --consumer=projects/${DEVSHELL_PROJECT_ID} --filter="usage"

consumerQuotaLimits が現在の 1 日あたりのクエリ数の上限を表示します。プロジェクトごとの使用量ユーザーごとの使用量には別の割り当てがあります。

  1. 次のコマンドを Cloud Shell で実行し、ユーザーごとの割り当てを 1 日あたり .25 TiB に更新します。
gcloud alpha services quota update --consumer=projects/${DEVSHELL_PROJECT_ID} --service bigquery.googleapis.com --metric bigquery.googleapis.com/quota/query/usage --value 262144 --unit 1/d/{project}/{user} --force
  1. 割り当てを更新した後、再び consumerQuotaLimits を確認します。
gcloud alpha services quota list --service=bigquery.googleapis.com --consumer=projects/${DEVSHELL_PROJECT_ID} --filter="usage"

以前と同じ上限が表示されますが、前のステップで使用した値が入った consumerOverride も表示されます。

--- consumerQuotaLimits: - metric: bigquery.googleapis.com/quota/query/usage quotaBuckets: - defaultLimit: '9223372036854775807' effectiveLimit: '9223372036854775807' unit: 1/d/{project} - metric: bigquery.googleapis.com/quota/query/usage quotaBuckets: - consumerOverride: name: projects/33699896259/services/bigquery.googleapis.com/consumerQuotaMetrics/bigquery.googleapis.com%2Fquota%2Fquery%2Fusage/limits/%2Fd%2Fproject%2Fuser/consumerOverrides/Cg1RdW90YU92ZXJyaWRl overrideValue: '262144' defaultLimit: '9223372036854775807' effectiveLimit: '262144' unit: 1/d/{project}/{user} displayName: Query usage metric: bigquery.googleapis.com/quota/query/usage unit: MiBy

次に、更新した割り当てでクエリを再実行します。

タスク 4. クエリを再実行する

  1. Cloud コンソール で、[BigQuery] をクリックします。

  2. 先ほど実行したクエリがまだクエリエディタに残っているはずですが、残っていない場合は次のクエリをクエリエディタに貼り付けてから、[実行] をクリックします。

    SELECT w1mpro_ep, mjd, load_id, frame_id FROM `bigquery-public-data.wise_all_sky_data_release.mep_wise` ORDER BY mjd ASC LIMIT 500

    クエリ バリデータには先ほどと同じように「このクエリを実行すると、1.36 TB が処理されます」と表示されますが、クエリは正常に実行され、データは一切処理されません。なぜでしょう。

注: クエリがカスタム割り当てによってすでにブロックされていても心配は無用です。これはおそらく、カスタム割り当てを設定して最初のクエリが結果をキャッシュに保存する前にクエリを再実行したためです。

キャッシュに保存されているクエリ結果を使用するクエリには追加の費用はかからず、割り当ての計算にも含まれません。キャッシュに保存したクエリ結果の使用方法について詳しくは、キャッシュに保存されているクエリ結果を使用するをご覧ください。

新しく設定された割り当てをテストできるよう、クエリ キャッシュを無効にし、前のクエリを使用してデータを処理する必要があります。

  1. 割り当てが変更されたことをテストするために、キャッシュに保存されているクエリ結果を無効にします。[クエリ結果] パネルで、[展開] > [クエリ設定] をクリックします。

[展開] プルダウン メニューでハイライト表示されている [クエリ設定] オプション

  1. [キャッシュされた結果を使用] のチェックボックスをオフにして、[保存] をクリックします。

  2. 再びクエリを実行します。今度は 1 日の割り当て計算に含まれるはずです。

  3. クエリが正常に実行されて 1.36 TB のデータが処理されたら、もう一度クエリを実行します。

    どうなりましたか?クエリを実行できましたか?次のようなエラーが表示されるはずです。

    Custom quota exceeded: Your usage exceeded the custom quota for QueryUsagePerUserPerDay, which is set by your administrator. For more information, see https://cloud.google.com/bigquery/cost-controls

[進行状況を確認] をクリックして目標に沿って進んでいることを確認します。

クエリを再実行する

タスク 5. BigQuery のベスト プラクティスを確認する

割り当てを使用すると費用を管理できますが、チームにとって適切な割り当ては業務によって異なります。ここで紹介したのは、予想外の費用を避けるために割り当てを設定する方法の一例です。クエリで処理されるデータの量を減らすための方法の一つに、クエリの最適化があります。

BigQuery クエリの最適化の詳細については、BigQuery での費用管理ガイドをご覧ください。

お疲れさまでした

このラボでは、次のタスクを実行しました。

  • 一般公開データセットに対してクエリを実行し、関連する費用を調べました。
  • BigQuery API の割り当てを変更しました。
  • 割り当てを変更してもクエリを実行できるか調べました。

クエストを完了する

このセルフペース ラボは、Qwiklabs のクエストである「Optimizing your Google Cloud Costs」の一部です。クエストとは学習プログラムを構成する一連のラボのことで、完了すると成果が認められてバッジが贈られます。バッジは公開して、オンライン レジュメやソーシャル メディア アカウントにリンクできます。このラボの修了後、こちらのクエストまたはこのラボが含まれるクエストに登録すれば、すぐにクレジットを受け取ることができます。受講可能なすべてのクエストについては、Google Cloud Skills Boost カタログをご覧ください。

次のラボを受講する

Cloud Monitoring: Qwik Start」に進んでクエストを続けるか、以下のおすすめのラボをご確認ください。

Google Cloud トレーニングと認定資格

Google Cloud トレーニングと認定資格を通して、Google Cloud 技術を最大限に活用できるようになります。必要な技術スキルとベスト プラクティスについて取り扱うクラスでは、学習を継続的に進めることができます。トレーニングは基礎レベルから上級レベルまであり、オンデマンド、ライブ、バーチャル参加など、多忙なスケジュールにも対応できるオプションが用意されています。認定資格を取得することで、Google Cloud テクノロジーに関するスキルと知識を証明できます。

マニュアルの最終更新日: 2023 年 10 月 10 日

ラボの最終テスト日: 2023 年 10 月 10 日

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